湿し灰つくり

昨日は特別に暑く感じた一日でした。
汗が日焼け止めクリームと一緒になって、目に入って痛い~。
でも泥だらけのゴム手袋をしているので、ぬぐえない。手袋の中も汗でグチョグチョ。

「暑いよ~。痛いよ~。グチョグチョで気持ち悪いよ~。」って、いったい私は何をしているのでしょう???

答えは「湿し灰つくり」です。
あああ・・・写真撮る余裕がなかったので、画像なしです。残念。

「湿し灰って何?」 と言う方の為に解説すると・・・

お茶を点てる時、炭を使って火をおこしますが、炭を置く炉には灰がしかれています。その灰の上に違った色(具体的には濡らした濃い色)の別の灰を撒くのです。その別の色の灰が湿し灰です。

何の為に撒くって? 風情が出るからだと思う。景色と言うか・・・
湿し灰がなくても炭はおこり、お湯は沸く訳だけど、そこはソレ、湿し灰がないと間が抜けるというか 寂しいというかツマランというか、とに角 なくてはならない物なのです。

作り方は、まず寒い季節に炉の中で使っていた灰を洗います。取りきれなかった消し炭を省いたり、灰のアクを抜いたりする為です。
その洗った灰を夏の日差しで乾かし、そこに番茶や丁子などの煮汁を混ぜて色をつけ、それをまたちょっとだけ乾かし、最後に網でこしてサラサラにします。
出来た湿し灰は乾燥しないように密封容器に入れて、寒い季節にずっと使います。

この作業をする度に思うことは「昔の人は凄い。」

乾かすために 私達は新聞紙の上に灰を敷いて水分を吸わせ 次々とその新聞紙を取り替える方法でやりました。
大方乾いたら色をつける作業の為にビニールシートに広げます。
出来た灰はプラスティック容器に入れたし・・・
使った道具の洗浄には ホースから水がどんどん出て来るし、ゴム手袋してるから手が荒れることもないし・・・。
そんな物がない昔 いったいどうやって この大変な作業をしていたのでしょう。
昔の人は本当に凄いわ。
あっても無くても火はおこせてお茶も入るのに・・・・・





 
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by gallery-izumi | 2012-08-29 11:50 | お茶