更紗と藁ビロードでお出かけ

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約100年くらい前のインドの更紗だそうです。
その更紗を使って 帯や小物の作家・上野恭子さんの作品です。
やわらかい綿で、手触りも少しだけ退色したような色も大好きです。私の宝物。

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このバッグの素材は アフリカの藁ビロード。やはり古いものです。生地は上野さんに分けていただき、やわらかな革とあわせて自分で仕立てました。
ヤシの繊維で作られているこの布は、祭祀のために使われていたそうです。祭祀の布にはさみを入れる時は緊張しました。恐れ多いことです。祟られたらどうしよう・・・なんてね。

その時に思ったことを短歌につくっていました。平成14年・ちょうど10年前に作ったバッグと短歌です。照れくさいですが・・・・短歌は母に「作れ~作れ~」と言われてつくったものです。

   祭祀の布
 
 アフリカの古代の布を裁断す儀式の祈りが染みつく布を

 冴えた刃で古代の儀式の布を断つ 布と祈りを切り離すやうに

 アフリカの祭祀の布をリフォームといふ名の許に裁断してゆく

 「リ・フォーム」祭壇にありし布を切る 強引なことこの上もなし

 アフリカの古代の布を断ち終へて あっけらかんとコーヒーを飲む

もう10年も使っているこのバッグもそして稚拙な短歌も 私の宝物です。

さて、20日の土曜日 谷さんの布の着物に この宝帯を締めて、真泉堂さんの錦風茶会に出かけました。

立礼のお席。台の上には珍しい形の風炉がすえられていました。金物でつくったまるで火鉢の上にすっぽり収まるような形の釜です。
もちろん職人さんの作品だそうです。お名前忘れてしまいました。(ごめんね 真泉堂さん)
水指は縄の模様の土っぽいもの。お茶碗は田中佐次郎先生の刷毛目。お軸もお花もそして花入れも
最後の風炉の時期にふさわしい とても手素敵なしつらえでした。感動。
次は春に予定されているとか・・・・¥500の気軽な会。次回もとても楽しみです。

by gallery-izumi | 2012-10-26 17:03 | テキスタイル