夜噺の茶事

もうすぐ12月が半分過ぎてしまいます。あせる~。
8日に京都で高校時代の同窓会があり、その後 祖母の一周忌もあって実家に帰っていました。
  ↑   ↑   ↑
いきなり~。なかなか更新しなかった言い訳 

さてこんなドタバタ生活の私ですが、先日 「夜噺の茶事」に行って参りました。
もちろんこの時だけは粛々と。。。

待合では香煎の代わりに 生姜がきいた甘酒が出されました。
まったりと口中に甘さが・・・外待合へ進むと
b0218775_15372425.jpg
たばこ盆と並んで、ほんのりとした暖かさの手あぶり。
足元には灯りと、暖をとるためすり鉢に炭火が入れられて置かれていました。
亭主のお心くばり嬉しいです。





行灯の灯りを頼りに席中にはいると

b0218775_15434632.jpg

これはなんと言う道具でしょうか。
油に紐状のものが垂らされていて、ゆらゆらとした灯りが灯っています。
  ↓
 
この道具の名前 判明しました。 下を見てね。











この後は写真を撮るのは忘れて茶事を楽しみました。(ブロガー失格すみません)


ご挨拶の後 まず前茶を頂きました。(前茶とは茶事のお決まりの点前が始まる前に頂く薄茶です。濃茶のように皆で回します。)
先ほどの甘酒の後 外待合で少し時間がありましたし、甘い口中と冷えた体にしみていくような嬉しい前茶です。

その後は炭点前→懐石→主菓子→中立ち→濃茶→続き薄茶→お炭を整えて→夜噺→退席
という段取りでした。

すべて 蝋燭の灯りの中で行われましたので、久しぶりに「目を凝らし」ました。
はじめは暗くて何も見えないのですが、少しずつ暗さに慣れてきた目で一生懸命に見ようとすると、不思議なことに見えてくるのです。
「目を凝らす」という動作 忘れかけていました。

和蝋燭の炎の美しさも格別のご馳走でした。
「炎」もまた 現代ではなかなか見なくなったものですよね。
お風呂はガスや電気で沸くし、料理もIHが増えてきてるし・・・
落ち葉を集めて焚き火なんてしようものなら逮捕される?かも? ですからね。

そういう意味でも、炭で沸かしたお湯でお茶をいただいたり、和蝋燭の炎で目を凝らして物を見たり、火鉢で暖をとったり、贅沢な時間を過ごさせて頂けました。
ご亭主様に感謝です。

また機会があったら楽しみたい 夜噺の茶事でした。


追記
なんという道具か知らなかった 灯りを灯す道具 短檠(たんけい)というそうです。
私は夜噺の茶事以外で短檠を見たことがありません。なくなってしまう いや既になくなってしまった道具でしょうか。
せめてお茶の世界だけででも受け継がれていって欲しいものの一つです。

[PR]

by gallery-izumi | 2012-12-13 16:20 | お茶