大島紬の柄のお話

母から貰った着物を仕立て直すために解きました。
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仕立て直しのために コレを持っていった先の呉服屋さんのおじいさんが色々とこの柄にまつわるお話をしてくださいました。

この柄は龍郷柄というそうです。
江戸時代に「奄美大島らしい柄の紬を織れ」と薩摩藩から命令を受けた 龍郷の村人達が、作り出した模様だそうで・・・
皆さん 何に見えますか?私は単純に「花模様かな?」と思ったのですが、
実はハブの鱗と蘇鉄の葉っぱを図案にした柄なんですって!!

え~~ハブぅ~~~。ハブって蛇だよね。蛇柄。爬虫類が苦手の私。一瞬え~~とうなってしまいましたが・・・・・
まぁ、いいか。

ハブハブしてないし、江戸時代にデザインされたのにちっとも古臭く感じさせない偉大なデザインの力に、爬虫類ってことは忘れて ありがたく着ることにします。

この龍郷柄以外に大島紬には「秋名バラ柄」「西郷柄」があるそうです。

「秋名バラ柄」は今度こそ「バラの花柄!!」と思うでしょ。残念でした。
当事、琉球では生活必需品の竹かごを「サンバラ」と呼んでいたそうで、その網目の模様をモチーフにして秋名村の職人さんが作ったそうですよ。
かごがモチーフですから格子柄であることも納得ですね。

「西郷柄」はあの西郷隆盛が 安政の大獄で薩摩藩を追われて奄美大島に住み、大島紬を織っていた島娘と結ばれた事に因んでつけられた名前だそうです。
西郷柄は主にオトコ物の生地だそうですが、一見地味に見える格子柄 ものすご~い難しい高度な技術で織られているんですって。

着物の柄にも いろいろな意味や歴史があるんですね。
龍郷村の紬 柄のことを知って着るのとそうでないのとは違うよね。
呉服屋のおじいさん。すごく面白いお話をありがとう!!
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by gallery-izumi | 2013-10-09 11:37 | テキスタイル