<   2013年 12月 ( 1 )   > この月の画像一覧

芋ハンの更紗

師走です。
師走というだけで慌ただしい気分になってしまいます。(と毎年言ってる)
クリスマスのケーキと年賀状の用意しなくっちゃ~。なんてね。

さて、話は飛ぶけど学生の頃コレを染めました!!
b0218775_12375334.jpg


コレっていうのは、着物地です。自分で染めたんやで!!(自慢気~笑)
実はこれ薩摩芋のハンコを延々と押して染めていく技法で、根気があれば比較的初心者でもできます。「芋ハン更紗」確か先生はそう呼んでらしたと思います。

つまりこれで三行目に戻って・・・・・年賀状の芋ハンと同じ作り方なのです。
これ一着で20年分以上の芋ハン年賀状をつくった気分になります。

手順は、まずデザインから。
この場合は、紙にダイア柄を描き その中を埋める模様をデザインしました。適当に小さく分割しないと巨大な薩摩芋を探さなくてはならなくなります。
そしてそのデザインのハンコを薩摩芋でつくって、その後は ひたすらひたすら・・・・・押していくのです。
柄が歪まないように、むらなく柄が出るように・・・慣れないとかなり注意が必要です。

途中で芋ハンを誤って生地の上に落とした事もあります。薄い色の柄なら誤魔化せるけど、墨色のハンの時に落としたら・・・・たいへーーーん。

集中力がもたなくて、一つの柄でさえ一日で押しきれない時もありました。そういう時はハンコをラップで厳重に包んで、なるべく数日中に押してしまわなくてはなりません。
お芋の水分が抜けてしまうと、微妙なサイズが変わってくるからです。一個で0.1ミリ縮んだら10回おすと1ミリ、100回で1センチもずれてしまいます。

押していくうちに薩摩芋の角が磨耗してとれてきます。
上手い具合に磨耗してくれたら とてもいい雰囲気になるのですが、計算通りにはいかず欠けてしまったり・・・・・。

苦労しました。
あれから30年近く?経ったけど、お気に入りの着物として今でも着ています。
でももう二度と作れない!!薩摩芋はハンコより食べるほうがいい私です。
[PR]

by gallery-izumi | 2013-12-06 13:08 | テキスタイル