お茶碗って?

ここ半月くらいの間に色々と楽家の茶碗を見学する機会に恵まれました。

いきなりですが、ここであまりお茶碗に興味のない方へ 予備知識~。
茶道を確立した利休さんが、瓦職人だった楽長次郎さんに、自分の好みに合うお茶碗を作ってと依頼されました。楽さんは赤や黒い色の楽茶碗と呼ばれるお茶碗を創りました。それ以来 楽家というのは泣く子もだまるお茶碗創作のお家で、現在15代目です。長次郎さんのお茶碗は重要文化財に指定されてるのもいくつかあるのだ~っ。予備知識終わり。

と言うわけで、すごいお茶会に行ったりすると、楽家の7代とか8代とかのお茶碗が出てきたりすることもたま~にあって、もちろんそんなすごいお茶碗でいただけるのは一番偉いお客様だけで、末席ちかい私なんて拝見すらままならない そんな大層な物なのです。


で 話は一行目に戻り、色々見学するうちに、楽家の初代長次郎のお茶碗を な、なんと手にとって拝見することも出来て、「こんな事もう一生ないわ~。」って感じです。

実は、その長次郎のお茶碗を手に取るまで、私には楽のお茶碗のどこがいいのか全然わからなかったのです。正直今もわかってないと思うけど・・・・。
楽の古い茶碗というだけで 大抵皆さん「すばらしい~」とささやかれるので、私も「そうか~。すばらしい」と合わせてたけど、私は見る目がないのか・・・わからないというのが正直なところ。

だいたい もしも、その茶碗が道端にころんでたら・・・・しかもひびが入ってたり少しかけてたりするんですよ。そんなのがころこんでたら・・・・・私はきっと何も思わず通り過ぎてしまうよ。絶対。
でも、手にとった楽長次郎のお茶碗は、何と表現していいのかわからない手触りだったのです。短絡的な言い方しか思いつかないのだけど、手にしっくりくるというか・・・・。とても好ましい感触だったのです。
400年も前のだから?
とに角違ってた。目を閉じて きき酒ならぬきき茶碗をしてもきっと当てられると思う・・・
多分。

もっと色んなお茶碗を見て、触れて、叶うならばそのお茶碗でお茶をいただいて、本当に自分が好きなのを追求したいです。

現在とても好きなうちの一つはコレ!森岡成好さんのです。ご飯も盛るし、ラーメンもこれでいただくし、もちろんお抹茶も。スーパー便利な大好き茶碗です。
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お知らせ
ラオスで布づくりをしている谷由起子さんがTVに登場します。
3月27日(火)19時~21時55分
テレビ朝日 「世界の村で発見・こんな所に日本人」 
全編 谷さんのお話ではないそうですが、この番組のどこかで取り上げられてるとの事。
興味のある方 ぜひ ご覧くださいね。

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# by gallery-izumi | 2012-03-25 12:11 | 陶器

モデルに挑戦!

今 銀座のギャラリー悠玄で 着物の生地で洋服を作る作家・三村はじめさんが展覧会を開催されています。会のテーマは「オードリーに憧れて・・・・。」オードリーヘップバーンが着ていたイメージの洋服を着物の生地で再現しているのです。
明日はそのオードリーの服と春夏物の新作の服を交えてのファションショーが3時から開かれます。
で・・・私 素人モデルで登場しま~す。3着着るのですが、そのうちの一枚がこれです。
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肩をもろ出しのブラウスにハイウエストのスカートです。ネックには三村さんオリジナルのニットチョーカー(これすっごく可愛いです)をあしらって・・・
こんなに肩が出てる服を着て、お客様の前を歩くのはかなりずうずうしいですが・・・・でも思い切って挑戦しますね。
私のたくましい肩、いえいえ三村さんの素敵な洋服を観にいらしてください。

場所は、銀座の 悠玄ギャラリー(検索してみてください。丸の内線銀座駅から徒歩3分くらいの便利なところです。)
3月10日 午後3時より 約一時間 無料 予約はいりませんが、席に限りがありますのでお早めに。
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# by gallery-izumi | 2012-03-09 22:33 | テキスタイル

お覆服が出来上がりました

一月のブログで仕立て途中のお覆服を見ていただきました。やっと完成しました~!!やった。嬉しい!!初めて仕立てたお覆服です。
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布は、ラオスの山岳民族であるレンテン族が谷由起子さんの指導のもと、蚕さんを育て、糸を紡ぎ、染めて、織った布です。そんな布ですから、私も気合を入れて作らねば!!と張り切ってスタートしました。
先生はとても解りやすく丁寧に教えて下さいましたし、お教室の先輩も楽しくて親切な方ばかり。それに皆さんといただくランチやお茶もおいしくて、楽しくてしょうがないうちに出来上がりました。
みなさん本当にありがとうございました。次は棗のお覆服のお仕立て頑張ります!!

ブログを読んで下さってる方でご興味のある方、是非一緒にしませんか?
ここで、その教室のブログをリンク出来ないPC音痴の自分が悲しいです。。。。ナミダ。
と言うわけで 「お茶道具 真泉堂」で検索してみてください。
私のお覆服の写真、もっとカッコヨク撮影してくださって出ています。

で、そのうちPC教室でちゃんと習ってリンクしますね。
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# by gallery-izumi | 2012-03-06 22:50 | テキスタイル

完成間近

昨年末から続く我が家のリフォームがほぼ完成。
住みながらのリフォームはなかなか大変でした。しかも途中で祖母のお葬式やらお正月やらをはさんだし・・・でも少しずつ整ってくるのは嬉しいものです。

色々とリフォームした中で一番気に入ってて且つ危険なのがリビングの床暖房です。お昼ご飯の後ゴロンとなると気持ちよくてついうたた寝。気づくと2時・・・・夫の帰りが遅く一人で夕ご飯を済ましたらゴロン。いつの間にぃ~10時!てな具合です。あ~なんて気持ちいい床暖房。危険すぎる床暖房です。

リフォーム作業にはいろんな方にお世話になりましたが、一番興味深かったのはタイル職人さんの作業でした。
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タイルを貼るにはまず まるで左官屋さんのようにコテで接着剤を壁に塗ります。そこにタイルを適当に(そのように見えた)ポンポンと並べていきます。すごいスピードでした。
それからネジマワシのお尻部分のような棒状の道具でタイルをコンコンコンコンと小刻みに叩くのです。叩くことでタイルを正しい位置にずらしているそうです。また軽く圧力を加えることで接着を促進させるのも目的だそうです。
前もってどこにタイルを貼り付けるのか線を引くこともしないのに、決して歪むこともなくまっすぐに、最後には帳尻を合わせられて、きちんとタイルは収まるべき処に収められていきます。

私が感心したのは、最初にポンポンと置いていく大胆さと、しかし最後にはキチンと並ぶ繊細さ、両方ないと出来ない仕事だと思ったところです。
もちろん長年の勘で出来るようになるのでしょうけれど、センスも絶対に必要だと思います。

なかなか厳しいお仕事で、大きな面積をタイルで埋める時や床面で這い蹲って作業しなくてはならない時などが続くと腰痛に悩まされるそうです。
このごろは成り手が少なくなってきているとも伺いました。

と、このように、私はこの職人さんのお仕事中ず~っと見学?させていただき、色々質問し、写真まで撮らせていただきました。きっとやりにくかったと思います。タイル職人さん、いやな顔ひとつせず対応してくださってありがとうございました。プラスごめんなさいでした。
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# by gallery-izumi | 2012-03-01 23:21 | いろいろ

傘餅

祖母の四十九日の法要をしました。
その中に「傘餅」という大阪地方だけに伝わる真言宗の儀式があり、興味深かったです。

事前に49個の丸いお餅とその丸餅を覆うような平たくて薄めの大きなお餅を一つ用意しておきます。
お坊さんのお経の後、そのお餅を切って人型にします。
写真を撮りたかったのですが、お坊さんの前で不謹慎かな・・・と思って断念しました。
と言うわけで、手描きで再現
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きたない図ですみません。平たくて薄めの大きなお餅です。今回用意されてたのは直径30センチくらいです。そのお餅を線のところで切ります。切るのはお坊さん。適当に目分量で切られました。

で、切ったのをこのように並べます。
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人の形になったでしょ。これは極楽浄土へ旅立つ祖母をあらわしているのだそうです。

残された者達でこのお餅をいただくのですが、自分の体の悪い部分をいただくと、
祖母がその悪い事をすべて引き受けてくれるそうです。
じゃあ、「祖母が困るじゃないか」と思うでしょ。
でも大丈夫。祖母は痛みも苦しみもない極楽浄土に旅立つ訳ですから。

足が痛い人が多くて取り合い???こちらの世界は煩悩無限ですね~。
因みに頭の部分の丸餅は49個ありますから、全員に行き渡りました。
皆頭がよくなること間違いなしです。
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# by gallery-izumi | 2012-02-01 11:38 | いろいろ

頑張ってます

ご縁があって以前から興味があったお覆服製作の会に参加しました。
もちろん初めての挑戦です。むか~しパッチワークのお稽古をしていたので、針仕事は苦手ではないのですが、久しぶりに針を持ってみると・・・・糸が針の穴に通ってくれない。。。。
だって良く見えないんだもん。きゃ~老化現象。

しかし、老化も肩こりも何のその、頑張りました!!

まだ途中ですが・・・・茶箱の覆服で、これは内袋です。
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こちらは外の袋。見えてるボール紙は底になる部分です。
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こんなのを縫うのだから、本当に肩が凝ります。。。が、縫ってる時は気づかなくて、
終わって家に帰ったころ ドッと肩こり肩こり肩こりが空から私の肩に降ってくる感じ。
重いよ~。でも、しょうがないですね。好きな事やってるんだからな~。

この写真ではわかりにくいのですが、外袋の布は谷さんのシルクです。
ラオスの少数山岳民族が桑畑を耕して蚕を育て、糸を紡いで染めて、
そして織り上げた布で、日本の私がお茶に使う塗りの箱の袋を縫っている。

不思議な気持ちがします。

この布はご覧の通り、シンプルなチェック柄。このようなチェックや縞柄を 
間道(かんどう)と呼びます。
お茶の席では、覆服の生地はなんという生地かという問答があるので、
さしずめ「ラオス間道」とでも答えたらいいのかな。それとも「谷間道」 いや、「レンテン
間道(少数民族の名前)」か。
谷さんが今度 帰国されるのは3月の予定です。
それまでに完成させて、見ていただきながら、布の名前をつけて貰いましょう。
あああ、楽しみ。
もちろん 無事完成のあかつきには 絶対また紹介しますね。
乞うご期待?
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# by gallery-izumi | 2012-01-25 09:58 | テキスタイル

初釜

初釜に行って来ました。

お茶室の床の間には、掛け軸と青柳 そして今ではあまり見られなくなったという蓬莱飾りも飾られてありました。
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こちらがその蓬莱飾りです。
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蓬莱飾りって何?   調べてみると・・・
 
新年の祝儀として床に飾ったり年始の客に出したりする飾り物。三方の上に、白米・熨斗鮑(のしあわび)・伊勢海老・勝栗・昆布・野老(ところ)・馬尾藻(ほんだわら)・橙(だいだい)などを盛り付け、蓬莱 になぞらえたもの。これらを食べると寿命が延びるとされ、一種の取り肴として行われたが、実際に食べないものが多くなり飾り物となった。蓬莱。宝莱。江戸では「食い積み」といった。(大辞林)

大辞林には、「実際に食べないものが多くなり飾り物となった。」と書いてありますが、この写真に写したものは全部食べられる本物の昆布や梅や橙や干し柿や伊勢海老などで出来ています。先生が作って飾って下さいました。
こんな飾りまである初釜に参加できるなんて、私は幸せな生徒です。
「今年も頑張ってお稽古に励まなくては」と心が引き締まる思いでした。

ところで、ふと疑問が湧いてきました。
昔は、初釜だからと言うわけでなく、たとえば門松を飾るのと同じような感覚で蓬莱飾りも飾られていたのでしょうか?
飾るのが大変だから、少なくなってきたのでしょうか?
こういう風習がなくなっていくのは寂しいことです。

と思う一方で、昨年末 祖母のお葬式をした時に 田舎の伝統的なお葬式の手順や、なんのためにするのかさえ理解できないような風習に疲れてしまった事を思い出しました。
弟は「なんでこんなことせなあかんねん!」と腹を立てていましたが「田舎でご近所と波風たてず生きていくためにはしょうがないやろ~」と家族になだめられてシブシブやってます。
(まだまだめんどうな法事は続くので過去形に出来ない。)
こちらの風習はなくなればいいのに・・・と正直思ってしまいました。


伝統って何なのかなぁ・・・。あああ難し。





 
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# by gallery-izumi | 2012-01-18 23:14 | お茶

今年も宜しくお願いします。

新しい年ももう7日・・・早いですねぇ。
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辰年なので、父の辰の人形でスタート。今年もどうぞ宜しくお願いします。

父の木彫の箱は、ずっと祖母がつくっていました。祖母が貼って、父が文字を書いています。
祖母は100歳くらいまで作りつづけいたと思います。作れなくなってからは、在庫を使っていましたが、流石に足り苦しくなってきました。
去年うさぎさんの時、ギャラリー泉では箱なしでも販売していました。

今ではこの箱も私にとっては大切な品になってしまいました。
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# by gallery-izumi | 2012-01-07 17:28 | 人形