谷さんのストール

先日の谷さんの展覧会で求めたストールです。
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シルクの大きめのストール。この写真ではとても表しきれない赤です。

この赤は現地の言葉ではラックという染料で染められているそうです。
日本語ではカイガラムシ。さぼてんにつく虫です。

染料の名前としてはコチニールですが、私の知る限り、コチニールはピンクや紫系の色に染まるので、この真っ赤がコチニールで染められたというのは驚きでした。

カイガラムシの種類が違うのかもしれませし、驚くほど沢山のコチニールを使って染めてるとのことでしたので、その影響かもしてません。

この染料は現地ではとても貴重だそうで、谷さん自らリュックを背負い、山奥の村まで買いに行くそうです。
行きのリュックには染料の代金を入れて(インフレのためお札がいっぱい必要とか・・・)
帰りのリュックにはコチニールを詰め込んで。

もう今はなくなったそうですが、10年くらい前は その村まで行く途中、ケシの花畑があったそうです。大麻がつくられていたのでしょうね。

おっそうそう。会場のアウトバウンドさんでは、村の暮らしや仕事をしているフィルムが流れています。私はチラッとしか拝見してないのですが、ず~っと見入ってる方もいらっしゃいました。

どんどん村人達の生活が変わって来てるようなので、このフィルムは貴重な資料になるかもしれませんね。
あああ・・・もう一度ゆっくり拝見しに伺わなくては!です。
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# by gallery-izumi | 2012-11-19 11:55 | テキスタイル

谷さんの展覧会

吉祥寺のアウトバウンドさんに「谷由起子の仕事 / ラオス少数民族との布づくり展」を観に行って来ました。
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レンテン族の方がミシンにも負けないくらい細かくステッチをしている写真が今回の案内状です。

アウトバウンド小林和人さんによる案内状の文章より・・・

今年の夏、谷由起子さんを訪ねて 2年振りにルアンナムターを訪れました。

市街地の交通量は格段に増え、村落にはテレビ用の大きなアンテナが入り、
山のゴム林も以前より目立つ様になりました。

一方、この滞在では人々の手に目が行きました。
収穫する手、火を熾す手、謡い舞う手、そして、物を作る手。

暮らしの腰に力強く据えられた手の存在感と、環境の急激な変化。
この地での手仕事の行く末に、安著と危惧の間を往来するばかりでした。

今回の展覧会では、手紡ぎ・手織り・草木染めの綿や絹の布製品が登場するほか、
レンテン族の針仕事や精霊の儀式、黒タイ族の機織り、カム族の葛の袋づくりの様子など、
谷さんの御案内のもと現地で撮影した様々な写真や映像を上映いたします。

小林和人


谷さんとラオスの少数民族がつくる布 いつまで存在しててくれるのでしょうか。
この布のファンとしては「なくしてはならない」と強く思います。

皆さん 是非 手にとって見てください。ほんとっ!素敵だから!!

谷由起子の仕事/ラオス少数民族との布づくり 展は
12月3日まで 11月20と27はお休み
11時から19時まで

詳しくは outbound  で検索してね。

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# by gallery-izumi | 2012-11-15 23:00 | テキスタイル

みずひき草 と ほととぎす

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我が家での今年最後の 半分枯れかけたみずひき草+白いほとととぎす。

みずひき草は庭からとってきたもの、ホトトギスは青年部の行事で鉢に寄植えしたものです。(5月25日・7月12日のブログにも記しました)やっと何とか咲いてくれましたが、葉っぱに元気がありません。

高さ15センチほどの焼き締めの花器は、なんと母が30年以上の前に趣味で造った物です。

話がちょっと飛ぶけど、昔 英会話のレッスンでアメリカ人の先生に「侘びさびって何?」と質問されました。

まだ30歳代前半の私。歴史的な事も詳しくないし、茶道も習ってなかったし・・・。
いきなりの難しい質問に英語で答えなくてはならず、頭が真っ白になったのを覚えています。
とっさに持ち前のいい加減精神?で「花が枯れていくことを美しいと思う気持ち」と答えてしまいました。

先生は複数の生徒さんに同じ質問をされたそうですが、私の答えが「一番 単純でわかり易かった」と後日 おっしゃって下さいました。
「あら?もしかして褒められた?」うれし~。という訳で今でもバッチリと覚えている出来事です。(長生きできる性格)

さて、あれからン十年。「侘び・さびって何?」と 今 問われたら・・・・?
モチロン それだけでは完全とは全く言えないですが、「花が枯れていくことを美しいと思う気持ち」というのは そう大きく外れてない答えではないかと この花を見て思ったのでした。
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# by gallery-izumi | 2012-11-12 11:45 | 植物

お仕覆 5号完成

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先日のお仕覆教室で完成しました。私にとって5つ目のお仕覆です。
今回は初めて名物裂でつくりました。 金糸がはいっていて生地が伸びない、古帛紗で作ったので縫い代がギリギリ、小ぶりの茶入れなので底の円周が小さい=縫いにくい。という難関を突破せねばならず、めっちゃ苦労しました。先生が・・・・・

そうなんです。上手くいかず泣きそうになっていたら、見かねて先生が随分沢山手伝って下さったのです。半分以上先生の手かも・・・テヘッ。
お陰様で柄合わせまで完璧です。うれちいよ。。。ナミダ。
本当にありがとうございました~。

しかも、おやつの後は「やる気下降線」という私の特性を見破られた永井先生・・・。
「難しい作業はおやつ前に!!」という私用のスローガンをかかげられ?ガンガンとご指導下さいました。凄い!永井先生。感服です。

お裂地は「伊予すだれ」です。
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# by gallery-izumi | 2012-11-05 10:31 | お茶

ご馳走様でした。

器スタジオTRY  森岡成好さんの個展の初日、会場でギャラリー泉の時のお客様・S君とばったり再会しました。

S君は、ギャラリー泉に初めて来てくださった時 ニコリと笑いながら「(神奈川の)藤沢から(国立まで)自転車で来ました。」とおっしゃったので、いっぺんで覚えてしまったお客様。
可愛い奥様のNちゃんが、森岡由利子さんの丸い碗を気に入って求めて下さったのもよく覚えています。だってNちゃんが選んだ器は、飾り気のない素朴さがNちゃんの雰囲気にぴったりだったから・・・。
お二人は萬理の器も気に入ってくださって 私がギャラリーをやめてからも、鎌倉や東京での萬理の個展に来て下さっていました。
「Sさん、来てくれはったでぇ」と萬理から聞く度に「元気にしてはるんや」と思ってはいましたが、お目にかかることはありませんでした。

だから 今回は、とても嬉しい再会です!!

そのS君ご夫妻が 先日 我が家に遊びに来て下さいました。
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じゃーん。何とS君が焼いたスコーン。お土産に頂きました。
ラッピングはNちゃんが・・・庭にあった唐辛子だそうです。

お店で売ってるみたい。凄い!!

で、早速 次の日の朝食は、
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スコーンは言われた通り、少し温めていただきました。萬理の刷毛目のお皿に乗せて・・・撮影後にたっぷりのイチゴジャムをつけて・・・

セルジオ君の模様のマグには、いつもはコーヒーだけど ミルクティー。スコーンにはミルクティーです。絶対。私のコダワリ。

室生の夢雲さんでの展覧会で求めた、森岡さんの南蛮焼き締めの碗には フルーツとヨーグルト。
お匙はさかいあつしさん。すっかり手にも馴染んでいます。

シアワセな朝ごはんとなりました。
S君ご馳走様でした。美味しいスコーン。今度作り方教えて下さいね。
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# by gallery-izumi | 2012-10-30 22:59 | いろいろ

更紗と藁ビロードでお出かけ

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約100年くらい前のインドの更紗だそうです。
その更紗を使って 帯や小物の作家・上野恭子さんの作品です。
やわらかい綿で、手触りも少しだけ退色したような色も大好きです。私の宝物。

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このバッグの素材は アフリカの藁ビロード。やはり古いものです。生地は上野さんに分けていただき、やわらかな革とあわせて自分で仕立てました。
ヤシの繊維で作られているこの布は、祭祀のために使われていたそうです。祭祀の布にはさみを入れる時は緊張しました。恐れ多いことです。祟られたらどうしよう・・・なんてね。

その時に思ったことを短歌につくっていました。平成14年・ちょうど10年前に作ったバッグと短歌です。照れくさいですが・・・・短歌は母に「作れ~作れ~」と言われてつくったものです。

   祭祀の布
 
 アフリカの古代の布を裁断す儀式の祈りが染みつく布を

 冴えた刃で古代の儀式の布を断つ 布と祈りを切り離すやうに

 アフリカの祭祀の布をリフォームといふ名の許に裁断してゆく

 「リ・フォーム」祭壇にありし布を切る 強引なことこの上もなし

 アフリカの古代の布を断ち終へて あっけらかんとコーヒーを飲む

もう10年も使っているこのバッグもそして稚拙な短歌も 私の宝物です。

さて、20日の土曜日 谷さんの布の着物に この宝帯を締めて、真泉堂さんの錦風茶会に出かけました。

立礼のお席。台の上には珍しい形の風炉がすえられていました。金物でつくったまるで火鉢の上にすっぽり収まるような形の釜です。
もちろん職人さんの作品だそうです。お名前忘れてしまいました。(ごめんね 真泉堂さん)
水指は縄の模様の土っぽいもの。お茶碗は田中佐次郎先生の刷毛目。お軸もお花もそして花入れも
最後の風炉の時期にふさわしい とても手素敵なしつらえでした。感動。
次は春に予定されているとか・・・・¥500の気軽な会。次回もとても楽しみです。
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# by gallery-izumi | 2012-10-26 17:03 | テキスタイル

丸い箱?

もう先月になりますが・・・・
六本木のGallerySUで赤木明登さんの「漆の箱展」を拝見しました。
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げんこつくらいの大きさの赤木さんの「箱?」です。
蓋を取るとこんなのです。
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ギャラリーで
友達Hさん「お棗(お抹茶を入れる道具)に使えそうやん」
私 「そ~やね。ほな、これに決定!!」というノリで購入。
展示期間が終わったら送っていただく約束をしてウキウキと帰宅しました。

数日後 お茶道具・真泉堂で
私 「お棗にみたてて使おうと思って、卵みたいな漆の箱買ったのよ。」
真泉堂のご主人 「お茶杓乗りますか?卵の上に???」
私 「うっきゃ~!!お茶杓のせる事 忘れてた!!」

そんなこんなで・・・・やってみました。
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何とかいけそうです。強引かしら?
しかし、これを使ってお点前をする時は、落ち着いて精神を集中させてそぉ~っとしなくては、お茶杓は上手く乗ってくれません。
ウム。。。精神集中の修行になるかも・・・です。
はやくこれを使ってお茶を点ててみたいなぁ。
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# by gallery-izumi | 2012-10-15 23:23 |

お仕覆 第4号

4番目のお仕覆をご覧下さい。 相変わらずのヘタな写真ですが・・・・
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お茶箱に入れる棗です。どアップで大きさがわかりませんね。掌に乗るくらいです。

まだまだヘタクソで 胴の下の部分が少し引きつっているみたい。でもヘタでも自分だけの手作りの品ですから・・・気に入ってます。
布は谷さんの手紡ぎ・手織りのシルクです。


茶道をなさらない方に・・・
茶箱には お茶碗・棗(お茶の粉を入れておく容器)・お茶杓・茶せん そしてなんと 
振り出しといって金平糖を入れておく容器 などが入れられていて この一式とお湯さえあれば、どこででもお茶をいただくことが出来ます。金平糖(お菓子)まで入ってる!って上手く考えられてますよね。

ままごとのように お茶碗などの道具を並べて 月を見ながら、花を見ながら、時には雪の景色を楽しみながら・・・お茶をいただくというわけ。 お点前にも雪・月・花 それぞれの違ったやり方があって、とても楽しい そしてややこしいです。

お稽古用の茶箱というのは 最初からお茶碗や棗などがセットになっているのが多いのですが、
時間をかけて 一つずつ自分が気に入った道具を集めて、それに着せるお仕覆も作って・・・・
夏用とか冬にふさわしいのとか着せ替えも作って・・・
などと考えると眠れないくらいワクワクしてしまいます。
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# by gallery-izumi | 2012-10-06 20:05 | お茶